高級煎茶  おもてなし上手のコンシェルジュ

このお茶を作るきっかけになったのは、「家に来て下さったお客様に、おもてなしのできるお茶は静岡にはないのかしら」…そういうお客様の声でした。

おもてなしには、「お菓子＋お茶」。

これまで考えてきたのはお茶のことだけ。

正直なところ、2つの相性というものは考えたことはありませんでした。

そこでまず、当店が得意とする深蒸し茶と合いそうな「和菓子」を試してみました。

皆さまもおわかりの通り、特にあんこ系(あずき、しろあん、ずんだなど)とはぴったり。

お菓子が甘ければ甘いほど、二杯，三杯と濃いめの茶が飲みたくなりました。

次に、「洋菓子」を試しました。

ショートケーキやチーズケーキと一緒には難しいかな思いましたが、意外にもモンブランやアップルパイとはしっくりきました。クリームが主体のものでなければ、深蒸し茶もコーヒー・紅茶のように洋菓子の「エスコート役」が務まることを実感しました(その際には、おもてなし用の茶器を工夫することが大事です。)

試飲・試食していて、気が付いたことがあります。

それは、「煎茶であっても『湯の色が抹茶のような鮮緑色』であれば、おもてなし感が映える。」

「鮮緑色はコーヒーの琥珀色、紅茶の赤茶色に負けない武器になる。」

皆様方の視点・観点で、やり方で、この高級煎茶をおもてなしにお使いになってみてはいかがでしょうか。