和紅茶 個性的な味わいを持つ静岡の紅茶、飲み比べも興味津々

和紅茶

・べにふうきティーバッグ 3g×7

南国・鹿児島で生まれた紅茶品種を静岡県で大事に育てました。インドやスリランカ産に比べると、渋みや苦みが少ないといわれている和紅茶ですが、その中にあってひときわ濃い香り・味わいを主張しています。ショートケーキやアップルパイとの相性も良く、ティータイムを華やかに彩る和紅茶です。

 

 

ふじかおりティーバッグ 3g×7ケ

生まれも育ちも静岡県藤枝市。インド雑種を母に、やぶきたを父に持つ品種を紅茶にしました。洋ランに似た強い香味が特徴。ストレートはもちろん、ミルクティーとしても楽しめます。お気に入りの焼き菓子とともにお楽しみください。 

 

 

 

・昭和の和紅茶 リーフ 30g

昭和40年代に品種選抜された紅茶品種で作った紅茶です。輸出茶のエースとして期待されていたその香りや味わいに、思いをはせてみてはいかがでしょうか。薄味で上品なお饅頭といっしょにどうぞ。

 

¥540

  • お届け日数:1~3日

和紅茶べにふうき(単独品種)

「べにふうき(紅富貴)」は、1995年(平成7年)に品種登録 (種苗登録されました。母が「べにほまれ」(昭和時代のエリート紅茶品種)、父が「枕Cd86(鹿児島県枕崎の研究施設で育った紅茶用の系統)。この血筋、ネーミングからもわかる通り、育種技術の粋を集めて作られ、紅茶品種のやぶきた(=絶対的王者)になると期待され世に送り出された、エリート品種です。花粉症のアレルギー予防に効果があるとされている「メチル化カテキン」(茶カテキンの一種)がこの品種には多く含まれています。緑茶に製造した時には、「機能性を持つ茶」として注目されましたが、誕生後25年を過ぎた今、再び紅茶としての活躍が期待されています。

和紅茶ふじかおり(単独品種)

「印雑131」(母)x「やぶきた」(父)の交配により採れた種子から選抜登録(1996年)された、民間育成品種(登録者:森薗市二・小柳三義)です。「蒼風(そうふう)」 (1977年に現・農研機構茶業研究拠点で選抜登録)とは、(父)(母)が逆の組み合わせです。「印雑=インド原産の雑種」が母親であることからもわかるとおり、独特の花香を有し、新香味緑茶や半発酵茶に適する新品種として期待されています。当店では藤枝市郊外の同品種園から茶生葉を入手し、店主自ら製造したものを販売しています。

昭和の和紅茶 (複数品種)

大正〜昭和初期には中東や北アフリカに緑茶が輸出されていました。 第二次世界大戦の終戦から10〜20年が過ぎた頃、日本国内で紅茶を作ってヨーロッパ諸国に輸出しようと、鹿児島や静岡の茶園には「べにほまれ」や「はつもみじ」といった紅茶品種が植えられました。1ドル360円の時代、外貨獲得のため国を挙げての事業だったはずでした。しかし諸国間では、交渉により貿易振興のために関税を段階的に引き下げていった結果、日本国内には安価な外国産の紅茶が大量に入ってきて、その事業ははかない夢と消えてしまいました。働き盛りを迎えて前途有望な紅茶品種は無残にも抜根され、代わりに植えられたのは、煎茶の内需拡大に備えるための「やぶきた」品種でした。

当店では、県内に奇跡的に残っていた昭和の紅茶品種の生葉を入手して紅茶を作り、当時の夢を再現しました。